霊場のご紹介

四天王寺阿弥陀堂(念仏堂)

第6番

第6番 四天王寺阿弥陀堂(念仏堂)画像

阿弥陀仏と 心は西に 空蝉の もぬけ果てたる 声ぞ涼しき

四天王寺が創建されたのは、今から1400余年前の推古元年(593年)。聖徳太子が鎮護国家と衆生救済のため、仏教の守護神である四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)を安置し建てたと伝えられる。南から北に向かって中門、五重塔、金堂、講堂といった主要な堂宇が一直線上に並び、それを回廊が囲む建築様式を「四天王寺式伽藍(がらん)」といい、日本で最も古い伽藍配置様式である。太子の遺業は、創建の際に四箇院を設置したことがあげられる。四箇院とは、仏教を基とした全人教育を行う事業である「敬田院」、今日でいう社会福祉事業にあたる「悲田院」、現在の四天王寺病院をはじめとした医療部門の「施薬院」「療病院」である。


平安時代後期になりますと「四天王寺縁起」に四天王寺の五重塔と金堂は極楽の東門に当たると書かれていたことから四天王寺に詣でれば衆生は救済され、その西門から極楽浄土へ渡れる、という信仰が起き、日想観(沈む夕陽をみて西方にある阿弥陀仏の浄土を瞑想し、臨終の際に極楽往生の助けとする修行)の聖地となった。


法然上人は文治元年(1185)51歳の時に、慈円僧正の招きでここに参詣し往時を慕われお念仏を唱えて日想観を修せられた。又、高野の明遍僧都が夢に四天王寺の西門のあたりで、病人に粥を施している聖のあるのをみて、それが法然上人であることを知ってめざめ、その後、専修念仏の門に入られたと伝えられている。記録によると元和三年(1617)に鳥羽法皇による御誓願のもと「短声堂」「引声堂」として再建されたことが記されており、これが昭和20年の戦災で焼失するまで西門にあった。平安時代以降、念仏三昧院、念仏堂と呼称された堂宇が短声、引声と名を変えて再建されたのである。現在、念仏堂は無く、阿弥陀堂に祀られている。

見どころ

当寺の中心伽藍はたび重なる戦火や災害に見舞われ、多くが焼失したが、現在の建物は創建当時(飛鳥時代)の様式を忠実に再現。古代の建築様式が今に残るのは貴重といえる。総面積3万3000坪(約11万平方メートル)。甲子園球場の3倍の広さを有する境内には四天王寺式伽藍のほか、聖徳太子の御霊を崇る聖霊院(太子殿)があり、創建当時の品々など500点余りの国宝・重要文化財を所蔵する宝物館もある。日本庭園の「極楽浄土の庭」にたたずむと、都会にありながら喧騒とは無縁の世界が広がる。新西国三十三箇所観音霊場第一番など多くの札所にもなっている。太子をしのんで毎年4月22日に催される聖霊会舞楽大法要では、重要無形民俗文化財の天王寺舞楽が披露される。毎月21日の大師会と22日の太子会は四天王寺の縁日で、露店も多く並び庶民の太子信仰の寺としての姿勢を貫いている。

年間行事のご案内

1月1日
晨鐘会・朝拝式・万斛会・修正会開闢
1月3日
元三大師合格祈願法要(元三大師堂)
1月12日
生身供(五智光院)
1月14日
修正会結願法要どやどや(六時堂)
1月22日
奥殿秘仏御開扉
2月中旬
旧正月 三面大黒天祈祷会(大黒堂)
※年による
2月3日
節分星祭(六時堂)
2月15日
涅槃会(金堂・仏足石)
2月22日
太子二歳詣り(太子殿)
3月16日
永代万灯灯籠奉納法要(仁王門)
春分の日の前後3日
春季彼岸会
4月3日
五重位牌総供養
4月8日
仏誕会(金堂・六時堂・仏足石)
4月1日~30日
十三詣り(太鼓楼)
4月22日
聖霊会舞楽大法要(六時堂・石舞台)
5月4日・5日
授戒灌頂会(五智光院)
6月30日
愛染まつり大法要(愛染堂)
8月4日
篝の舞楽(講堂前庭)
8月9日・10日
千日詣り祈祷会(六時堂)
8月9日~16日
万灯供養
8月13日~16日
盂蘭盆会
9月16日
永代万灯灯籠奉納法要(仁王門)
秋分の日の前後3日
秋季彼岸会
10月初旬
秋季大学(五智光院)
10月10日
万灯院紙衣さん衣替え
10月12日
如法写経会(五智光院)
10月22日
経供養・椽の下の舞(太子殿前庭)
11月中旬
(旧10月10日)
万灯院旧紙衣さん詣り
※年による
12月8日
成道会(金堂・仏足石)
12月31日
諸堂廻礼・除夜の鐘・開運の鐘・招福の鐘

詳細画像1

詳細画像2

第6番 荒陵山 四天王寺阿弥陀堂(念仏堂)

ご拝観の際は事前ご連絡(予約)が必要です。<団体>

住所
〒543-0051 大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
TEL
06-6771-0066
FAX
06-6773-4921
WEB
http://www.shitennoji.or.jp/

アクセス

  • <電車>
  • JR 環状線 天王寺駅から北へ徒歩12分
  • 地下鉄 御堂筋線 天王寺駅から北へ徒歩12分
  • 地下鉄 谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅から南へ徒歩5分
  • 近鉄 南大阪線 阿部野橋駅から北へ徒歩14分
  • <車>
  • 環状線方面よりお越しの場合は、阪神高速道路14号松原線夕陽ケ丘出口から約6分。
  • 松原方面よりお越しの場合は、阪神高速道路14号松原線文の里出口から約10分。

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